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KOTOBAYA ブログ

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「下りる」「降りる」どっちでもいいか?
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    同音異義語って難しいですよね。自分が話しているときだって、いちいち頭の中で漢字に置き換えないで話していることがたくさんありますからね。


    例えば、坂を「のぼる」とき、普通だったら「上る」です。階段だって「上って」いきます。でも、登板車線なんてものもありますし、山寺の険しい階段だったら「登る」のほうがしっくりきますよね。「上る」に比べて「登る」には苦労がくっついているように思います。それに「登壇」とか「登場」なんて言葉があるように、「登る」は特別な場所に向かっている雰囲気がありますね。


    さて、坂道を「上って」きたら、今度は「下る」わけですが、山を「登って」きたときも、帰りは「下る」になります。「登山」のとき、帰りは「下山」ですからね。学校に行くときも「登校」しますが、帰りは「下校」です。学校というのは「登る」ほど特別な場所なんでしょうかね。


    学校といえば、子どもたちが出入りするところを「昇降口」といいますが、これってなぜなのでしょう。げたを履いていなくても「げた箱」、筆を入れていなくても「筆箱」、緑色でも「黒板」ですから、とかく学校というのは古い歴史と文化がありそうです。


    さて、「昇る」というのは、「上る」とも「登る」とも違って、「日が昇る」とか「エレベーターで昇る」とか、空間を超えていくときに使います。地続きになっていないわけです。


    反対に下のほうに行くときは、エレベーターで「下りる」わけですが、エレベーターという乗り物から外に出るときには「降りる」になります。乗り物の場合は「乗り降り」ですからね。


    そうかと思っていると、「乗車」に対して「下車」と言ったりしますから、もう、これは「降りる」でも「下りる」でもいいような気がしてしまいます。

    ただ、イメージとしては、「飛び降りる」とか「舞い降りる」のように、もといた場所と着地する場所に連続性があるかどうかなのかもしれません。自分の一連の動きとしては、駅で「下りる」となり、電車という乗り物からは「降りる」って感じでしょうか。


    こう考えてくると、「上る」と「登る」と「昇る」(「下りる」「降りる」)の使い分けをはっきりさせようなんてことは、状況を把握している本人以外は無理であるし、どっちでもいいよ〜ぐらいの広い気持ちで使うのがいいようです。何だよ、結局そこに落ち着くのかよ! とツッコまれそうですが、言葉ってものは思ったより包容力がありそうですからね。

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