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初心に帰る? 初心に返る?
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    音声を文字に起こすとき、表記に迷うことが多いのが、この「かえる」です。


    初心にかえる、童心にかえる、原点にかえる、われにかえるなど、「かえる」にもいろいろありますが、この使い分けがなかなか厄介です。文芸作品を読んでいても、ある人は「返る」を使い、ある人は「帰る」を使っていることもあり、ますます謎は深まるばかりです。どうしても判断がつかないときは「かえる」と平仮名で逃げ切ってしまうこともできますけれどもね。


    基本的な考え方として、「返る」は物事に対して使われるのに対し、「帰る」は人に対して使われます。ただ、「帰る」にする場合、人に使われていたとしても、そこには気持ちが働いていなければなりません。


    つまり、はっと「われにかえる」ときは、偶然か、もしくは外からの刺激でそうなったので「われに返る」となり、「初心にかえる」ときは、意志としての作用が強く働いているので「初心に帰る」のです。何だか面倒ですね。


    原点にかえる場合、初心と同じように心構えとしての意味合いが強ければ「原点に帰る」となりますが、何かの仕事をしていて、成り行きで原点に戻ることになった場合には「原点に返る」わけですね。


    同じ理由で、童心にかえるも、一般には「童心に帰る」と書きますが、酔いつぶれて自分の意志とは無関係に子どもみたいになってしまった場合は、もしかしたら「童心に返る」にしてもいいのかもしれません。

     

    ほかに「還る(走者がホームに還る)」や「孵る(ひなが孵る)」もありますが、これらについては「かえる」と平仮名で表記することになっています。


    さて、私も慣れや思い込みにとらわれず、初心に帰って仕事をしていきたいと思っています。

     

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