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「被ばく」という言葉
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    反訳の仕事していて、最近急に多く使うようになった単語に「被ばく」があります。大変残念なことですが、これからかなり長い間、私たちはこの言葉に向き合っていかなくてはならないようです。


    「ひばく」は、ご承知のように「被爆」と「被曝」と「飛瀑」の3つの熟語がありますが、ここでは「飛瀑(=高い所から落ちる滝)」を除き、「被爆」と「被曝」について考えてみたいと思います。


    「被爆」は「爆撃を受けること。原水爆による攻撃を受けること、また、その放射能の害をこうむること」の意味で、悲しいことですが広島と長崎の場合はこの表記となります。

    一方で「被曝」は「放射能にさらされること」の意味で、まさしく今回の福島第一原子力発電所の事故による影響がこれにあたります。「曝」は「曝す(さらす)」という意味ですね。福島では低線量の長期被曝が心配されています。


    議事録で使用する『標準用事用例辞典』(社団法人日本速記協会)では、「被爆」も「被曝」もそのまま漢字で表記するように指定されていますが、「曝」は常用漢字ではありませんから『新聞用事用例集』(時事通信社)などのいわゆるマスコミ表記では、被曝のときは「被ばく」と仮名と漢字を交ぜて表記します。つまり、「被ばく」とあれば、これは「被曝」のことを指しているというわけです。


    ちなみに「飛瀑」は「飛瀑(ひばく)」というふうに単語全体の読みを示して表記することになっていて、「飛ばく」とは書きません。


    私の娘が通う学校でも校庭の表土を削ったり校舎を洗浄するなどの対策が講じられて、それなりに効果も上がっているようなのですが、もしも可能であれば地域全体をごしごし洗ってしまいたい衝動にかられます。とにかく、一日も早い収束を願うとともに、たった今も懸命に作業にあたっておられる方の安全を祈らずにいられません。

     

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